屋内ダニの種類や生態と対処方法について

屋内に発生するダニの種類や生態、対処法について解説するよ!
ダニは、私たちが生活していく中で最も身近に存在していてナゾの多い生き物ですよねー。
ダニは、虫ではありますが昆虫の仲間ではありません。鋏角亜門といって「サソリ」や「クモ」の仲間になります。
ダニは刺すものと思っている人が多いと思いますが、屋内で発生するダニには吸血性のダニはいないので基本刺しません!
そして、屋内ダニの体長は大きいものでも0.8mmしかなく肉眼で見ることもできないので身近にいながらナゾの多い生き物です。
ここでは、ナゾの多い屋内で発生するダニの種類・生態・対処法について説明したいと思います。
チリダニ
屋内ダニの中で最も多いのが、このチリダニで約80%を占めています。
チリダニには、ヤケヒョウヒダニとコナヒョウヒダニの2種類がいます。
室温26℃、湿度60~80%で増殖していきます。
餌は、髪の毛・フケ・垢・ホコリ・カビ・汗・食べかす・空気中の水分などで人が生活しやすい環境の中で増殖していきます。
このチリダニのやっかいなところは、人を刺すことはないですが、死骸や糞などが器官に入り喘息をおこしたりアトピー性皮膚炎やその他のアレルギーなど引き起こすことがあります。
また、ツメダニなどの大型のダニの餌になるのでその他のダニを呼び寄せることにもなります。
イエササラダニ

イエササラダニ科のダニは、屋内ダニ全体の約10%を占めています。
種類としては、イエササラダニ・カザリヒワダニなどがいます。
体長は、チリダニとほぼ同じくらいで約0.3mmほどです。見分けは、やや黄色みがかっているのがイエササラダニです。
餌もチリダニと同じものを食します。
また、イエササラダニも大型のダニの餌になるのでツメダニの発生を促すことになります。。
ツメダニ
ツメダニは、屋内ダニ全体のわずか約5%ほどです。
種類には、ミナミツメダニ・フトツメダニ等がいます。
体長は、0.4~0.8mmと大型でチリダニ・イエササラダニ・コナダニなどの小型のダニを餌としています。
吸血性のダニではないので、人を刺すことはないですが、たまに誤って刺してしまうことがあります。
コナダニ
コナダニは、屋内ダニ全体のわずか約2%ほどです。
体長は、約0.4mmほどでカビや保存環境の悪い食品などに発生することが多いようです。
低温でも死なないので秋・冬でも湿気が多い時期に発生します。
コナダニも大型ダニの餌になるのでツメダニの発生を促すことになります。
ホコリダニ
ホコリダニは、屋内ダニ全体のわずか約2%ほどです。
ですが、果実や農作物に多く見られ屋内ではハウスダストから検出されることがあります。
体長は、わずか0.1mmと最も小さいダニです。
アレルギーの関与や生態系などは不明な点が多く、カビを餌とする他のダニと違い冬場に多く見られるのも珍しく、未だにわからないことが多いダニです。
ニクダニ
ニクダニは、屋内ダニ全体のわずか1%ほどです。
体長は0.3~0.5mmで、湿気により変性した貯蔵食品などに多く見られます。
最も湿気を好み湿度70%以上あれば冬場でも発生することがあります。
ダニの対処法について
屋内ダニの8割~9割がチリダニ(ヤケヒョウヒダニ・コナヒョウヒダニ)です。
なので、このチリダニを胎児すればそれをエサにするツメダニもいなくなります。
チリダニを退治するには、まずはチリダニの増殖条件と苦手なものを知ることです。
チリダニの増殖条件はつぎのとおりです。
- 室温26~28℃
- 湿度60~85%
- 潜れる場所がある
- エサ(髪の毛・フケ・垢・ホコリ・カビ・食べかすなど)がある。
これらの条件が揃えば爆発的に増殖していきます。
苦手なものは、直射日光なので布団やカーペットなどは天日干しすれば一気に死滅します。
しかし、ダニのやっかいなところはその死骸やフンが喘息やアレルギー性皮膚炎をおこす恐れがあります。
なので、天日干ししたあとは掃除機で隅々まで吸い取っておくことです。
市販で売っているダニ退治用スプレーを使用した後も同じです。
死滅させた後は、掃除機で吸い取っておきましょう。布団は、布団用掃除機レイコップがおすすめです。
まとめ
ダニは、足が8本あるので昆虫ではなく鋏角亜門といってサソリやクモの仲間になります。
そして、屋内ダニの8~9割がチリダニです。
チリダニは、吸血性のダニではないので刺すことはありませんが、死骸やフンが喘息やアレルギー性皮膚炎などをおこすことがあります。
天日干ししたあとは、掃除機で吸い取っておきましょう。
ダニを寄せ付けないインテリアとしてコルクマットがおすすめです。
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